芸術と技術が響きあう、レイモンドウェイルという選択。
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2023年に、ジュネーブウォッチグランプリ(GPHG)チャレンジウォッチ賞を受賞した「ミレジム」をはじめ、「マエストロ」や「フリーランサー」等、様々なコレクションを展開しているレイモンドウェイル
初めて機械式時計を持つ。という方や、時計好きの方等、様々なお客様からのお問い合わせが多くなりましたので、改めてレイモンドウェイルについてご紹介します。
RAYMOND WEIL
1976年に創業されたスイスの時計ブランド
創業者であるレイモンド・ウェイル氏は、スイス時計業界がクォーツショックで揺れる中、
独立系ブランドとして、新たな挑戦をスタートさせました。
■革新の時代に誕生
1970年代は、クォーツ式時計の登場により伝統的な機械式時計の価値が揺らぎ、
多くの老舗ブランドが経営の見直しを迫られていた時代です。そんな中レイモンドウェイルは、「芸術性」と「精密さ」を融合させた独自のデザインを提案。
「音楽」や「芸術」からインスピレーションを受けたモデルが多く、ブランドの個性を強く打ち出しました。
■家族経営による一貫した哲学
レイモンド・ウェイルは、創業と当初から家族経営を貫いており、
現在は創業者の娘婿であるオリヴィエ・ベルンハイム氏、その息子たちに引き継がれています。
この家族経営体制により、長期的なブランド戦略や品質管理が徹底され、ブレないブランド哲学が保たれてきました。
■音楽との深い結びつき
レイモンドウェイルは音楽をブランドの中核テーマに捉えており、「マエストロ」「トッカータ」「フリーランサー」等、音楽用語に由来するコレクション名が多数存在します。
また、ビートルズやデヴィッド・ボウイ等、伝説的ミュージシャンとのコラボも話題を呼びました。
■現代における存在感
2020年代に入ってからもスイス製にこだわる信頼性の高い時計作りを続けており、比較的手に取りやすい価格帯でありながら高品質という点が、初めて時計をご検討されている方から時計愛好家まで、幅広い層の方々に支持されています。
■まとめ
レイモンドウェイルは、「芸術」と「技術」を両立させた数少ない独立系スイスブランドとして、確かな地位を築いてきました。そのブランド哲学には、創業者レイモンド・ウェイル氏の「美は正確さの中に宿る」という信念が今なお息づいています。
■マエストロ
~クラシックとモダンが奏でる優雅なハーモニー~
マエストロ(Maestro)はイタリア語で「指揮者」や「巨匠」を意味する言葉です。
その名の通り、時計デザインと技術の”指揮者”的存在としてレイモンドウェイルのコレクションの中でも高い評価を受けています。
クラシックなラウンドケース、ローマ数字、ギョーシェ模様の文字盤など、伝統的な時計の美しさを取り入れながらも、現代的なエッセンスを加えたデザインが特徴です。まるでオーケストラのようにディテールが調和し、美しさと機能を兼ね備えています。
マエストロのモデルには、まるで楽譜のように整然と並ぶインデックス、リズムを刻むような秒針の動き、そしてクラシカルな美しさが宿る針の形状など、「音楽」を意識したデザインが随所に見られます。これは、レイモンドウェイルが掲げる”音楽と時計の融合”というブランドコンセプトを最も体現しているコレクションです。
■豊富なラインナップ
【マエストロ・オートマティック】
クラシックな3針+日付の自動巻きモデル。ケースサイズは39.5mmで、ビジネスにもフォーマルにも合う汎用性が魅力です。
左 2237-PC5-65001 ¥264,000(税込)
中 2237-ST-65001 ¥247,500(税込)
右 2237-ST-20001 ¥247,500(税込)
【マエストロ・オープンワーク】
ムーブメントの内部が見えるオープンワークデザインで、機械式時計の魅力を存分に楽しめます。
左 2227-STC-00659 ¥275,000(税込)
中 2227-STC-00609 ¥275,000(税込)
右 2227-PC5-00508 ¥308,000(税込)
【マエストロ・ムーンフェイズ】
文字盤に月の満ち欠けを表示するムーンフェイズを搭載し、詩的かつ、ロマンチックな印象が特徴的なモデルです。
左 2239-PC5-00509 ¥297,000(税込)
中 2240-STC-J0508 ¥297,000(税込)
右 2240-STC-J0655 ¥297,000(税込)
■手の届くラグジュアリー
スイス製の自動巻きムーブメントを搭載しつつ、価格帯は20万円代~
比較的手が届きやすいのも魅力です。「初めての機械式時計」としても非常におすすめで、高級感を求めつつも過度な主張を避けたい。という方にピッタリです。
■まとめ
マエストロは、まさに「時計という名の交響曲」
伝統的な洗練さを兼ね備えたデザインは、ビジネスでもプライベートでも活躍します。
そして何より、音楽への情熱を感じることができるシリーズとして、時計愛好家や音楽ファンからも注目されています。
■フリーランサー
~自由と独立心をデザインに込めた現代のためのタイムピース~
フリーランサー(Freelancer)はレイモンドウェイルが2007年に発表した比較的新しいコレクションです。
さながらまっさらな五線譜を目の前に差し出された音楽家のように、自由な発想で生み出されたコレクションで、
エレガントでありながらカジュアルにも見える非常に都会的かつ洗練された仕上がりで、オン・オフどちらでも似合うモダンさが
異彩を放つ印象的なデザインで、人と違うクリエイティブな自分を演出した時に身に着けたいタイムピースです。
■エレガンスとスポーティの中間
フリーランサーのデザインは、クラシック一辺倒ではなく、スタイリッシュでありながらもタフ。
例えば、以下のような特徴があります。
・ステンレスやブラックPVD加工のケース
・シャープなインデックスと針
・堅牢なベゼルや防水性の高さ(100m防水が多い)
・文字盤から自社製ムーブメントが見える
■インハウスムーブメント「RW1212」
レイモンドウェイルは、2017年に初の自社製ムーブメントを搭載したモデルを発表。
インハウスムーブメント「RW1212」はスイスの老舗ムーブメントメーカー・セリタ社の協力を得て、18ヶ月の歳月を費やしました。
キャリバー名の「RW1212」はレイモンドウェイル本社所在地
ジュネーブ州グラン・ランシーの郵便番号に由来します。
この開発は、レイモンドウェイルが高度な技術に支えられた、世界に誇るスイスの
伝統的な時計つくりを40年続けてきた結晶といえます。誠実な時計づくりを信念に持つ、
レイモンドウェイルのフラグシップコレクションにふさわしいムーブメントです。
■手の届くラグジュアリー
フリーランサーは自社製ムーブメントを搭載したモデルやクロノグラフ、GMT等の付加機能を用いたモデルが多くあります。
しかしマエストロ同様に、手に取りやすい価格設定となっております。
■豊富なラインナップ
【フリーランサー スケルトン】
フルスケルトンだからこその存在感。
手元に映えるむき出しのパーツが男ごころをくすぐる逸品です。
左 2785-BKR-20000 ¥594,000(税込)
中 2785-SBC-60000 ¥594,000(税込)
右 2783-ST-50000 ¥594,000(税込)
【フリーランサー オープンワーク】
シンメトリーのデザインが端正な印象に仕上げる
レイモンドウェイル初の自社製ムーブメント搭載モデルです。
左 2780-ST-20001 ¥374,000(税込)
中 2780-ST-50001 ¥374,000(税込)
右 2780-ST-52001 ¥374,000(税込)
【フリーランサー クロノグラフ】
スタイリッシュさの中にクロノグラフ特有のスポーティさを足したモデルです。
左 7741-SC7-52021 ¥638,000(税込)
右 7740-SC3-65521 ¥594,000(税込)
■まとめ
フリーランサーは、伝統と革新、クラシックとモダン、エレガントとスポーティ。そのすべてを絶妙に融合させたタイムピースです。
固定概念に縛られず、自分らしい人生を歩む”現代のマエストロ”たちにこそふさわしい1本。スタイルの幅広さや実用性から、日常使いにも最適なモデルといえるでしょう。
■ミレジム
~ネオヴィンテージ。時代を超えるレトロエレガンスの真髄~
2023年に登場したコレクション
ミレジム(millesime)はフランス語でヴィンテージを意味します。
このコレクションは、その名が示すように、時計製造の職人技、繊細さ、情熱を尊重しながら、受け継がれてきたレイモンドウェイル一族の不朽の遺産とスイスメイドの芸術性を守り続けるという取り組みを表しています。
■セクターダイヤル
時、分、秒の目盛りを異なるトラックに表示するセクターダイヤル。アールデコの美術様式が流行していた1930年代のわずかな期間に製造されていたデザインで、時計愛好家から現在も高い人気を誇ります。
ミレジムのセクターダイヤルは、縦に筋目をいれた中央部、滑らかな質感のアワートラック、同心円状の模様を施したミニッツトラックと、各部で異なる仕上げを採用。表面の高さや仕上げに変化をつけ、シャープなフォルムの針を採用することでモダナイズしています。
■ボックス型風防
かつてプラスチック製風防を想起させる円柱状の箱を被せたようなデザインの風防です。
ボックス型の採用により時計ニヴィンテージの風合いを持たせることができますが、硬度の高いサファイアクリスタルをボックス型に切削するには、非常に高度な技術と膨大な時間を必要とします。
■長めのケースラグ
現在主流の短いケースラグではなく、ヴィンテージ感溢れる長く伸びたケースラグを採用。
長いケースラグの弱点である装着感は、先をケースバック側に大きく曲げ、先端を丸く仕上げることで改善しています。
■ヴィンテージ調カーフレザー
ヴィンテージの風合いを持たせたカーフレザーストラップはさらさらとした手触りとシャープなコバ仕上げが特徴。
剣先にレイモンドウェイルのイニシャルを象ったW字型ステッチを刺繍しています。また、クラシカルな印象を強めるピンバックル仕様になっています。
■GPHG 2023チャレンジウォッチ賞 受賞
2023年11月に開催された「ジュネーブウォッチメイキンググランプリ(GPHG)」にて、レイモンドウェイルのミレジムがチャレンジウォッチ賞を受賞しました。チャレンジウォッチ賞とは、CHF 2,000(※日本円で約34万円)以下の最もコストパフォーマンスに優れた腕時計に与えられます。名だたるウォッチメゾンを制し、ミレジムが栄誉ある受賞を果たしました。時計業界のアカデミー賞と称され、時計愛好家から注目度も高いGPHGで賞を得たことで、レイモンドウェイルはさらなる飛躍を遂げています。
■豊富なラインナップ
【ミレジム 39.5mm スモールセコンド】
左 2930-STC-65001 ¥341,000(税込)
中 2930-ST-50011 ¥363,000(税込)
右 2930-ST-60001 ¥363,000(税込)
【ミレジム 39.5mm】
左 2925-ST-80001 ¥308,000(税込)
中 2925-PC5-65001 ¥308,000(税込)
右 2125-ST-52011 ¥308,000(税込)
【ミレジム 39.5mmムーンフェイズ】
左 2945-ST-65001 ¥396,000(税込)
右 2945-PC5-50001 ¥396,000(税込)
■まとめ
ミレジムは、単なる懐古趣味にとどまらず、伝統を現代の感性で再構築したコレクションです。
ドレスシーンはもちをん、日常使いにも適した洗練されたスタイル。クラシカルな装いを好む人にとって、ミレジムはまさに”永遠の定番”と呼べる1本になるのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
レイモンドウェイルは、「スイスの伝統」「音楽への情熱」「手の届くラグジュアリー」という3つの要素を融合させた、非常に個性的で完成度の高い時計ブランドです。
ミレジムのクラシック、フリーランサーのモダン、マエストロの音楽的美学——。そのどれもが、単なる”時を知る道具”ではなく、「自分らしさを表現する為の1本」として確かな存在感を放っています。
音楽のように、美しく、自由に、時を奏でる。
それがレイモンドウェイルです。
是非、フェリオ店でレイモンドウェイルの時計をお試し下さいませ。
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