スクエア型の名作時計 TAG Heuer「モナコ」
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時計業界の歴史に名を刻んだモデルはたくさんありますが、
その中でも今回は多くの時計ファンを虜にし、現代でも進化し続けている名作「モナコ」の
魅力を簡単にご紹介します。
①名の由来
今や創業160年以上、高性能な時計を世に送り出しているTAG Heuer
オリンピックやF1、インディカーレースやサッカー等の様々なスポーツ競技の公式時計を務めてきました。
そんな中、F1レースの中でも非常に難しいコースの一つであり、「世界3大レース」に数えられる、
「モナコグランプリ」にちなんでおります。
②世界初
この画期的なデザインのモナコですが、実は世界初の自動巻きクロノグラフ&世界初のスクエアケースの防水時計
という二つの世界初を時計業界にもたらしました。
1960年代初頭、スクエアケースに防水性を持たせるのは非常に難しく不可能だとも言われていました。
そんな中、1969年に誕生したのが、世界初の角型防水自動巻き時計「モナコ」です。
②栄光のルマン
モナコですが、発売当時はあまり売り上げが良くありませんでした。
スクエア型のスポーツウォッチというのは、当時のニーズからは離れていたのかもしれませんね。
転機が訪れたのは1971年公開の映画「栄光のルマン」でした。
世界三大レースの一つである「ル・マン24時間耐久レース」を題材に製作され、実際に行われたレースに、
撮影車両を参加させる等、非常に臨場感ある作品でした。
この映画で主演を務めた「スティーブ・マックイーン」が着用した腕時計こそ「モナコ」だったんです。
今なお、語り継がれているカーレース映画の不朽の名作その主人公が着用したことで、注目を集め、
一気に「モナコ」の注目度が上がりました。
③左リューズ
モナコの特徴として「左リューズ」が挙げられます。
これは、ヨーロッパの多くが左ハンドルの車が多く、
シフトレバーを握るのは右手、ハンドルは左手を使用するため、腕時計は右手に着用することになります。
それに合わせてリューズも左側に採用。そして、作中のスティーブ・マックイーンも右手に着用しています。
※現代では通常通り右にリューズがあるモデルがあります。
しかし、ファンの方には左リューズのモデルに魅力を感じて下さり、あえて左リューズを選択される方も多いです。
オリジナルのモナコ
復刻したモナコ
④圧倒的な個性的デザイン
比較すると、若干の変更点はあるものの、忠実に再現されていますね。
よく店頭でも、「派手なデザインですね。」「年を重ねた時に使わなくなったらどうしよう。」
といったご意見をよくいただきます。
しかし、そんなことは決してありません。
なぜなら、この「モナコ」は1969年に発売され、今なお愛されているモデルだからです。
むしろ、これだけの年月が経ちながら、こんなに個性的でかっこいい時計は業界でも珍しいのではないでしょうか。
⑤ムーブメント
現在のモナコは、モデルによってムーブメントが異なります。
タグ・ホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ
タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ
タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ
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