分解掃除 部品の洗浄
修理担当の森田です。日々の時計修理の一部をご紹介しています。
本日は、分解掃除の要である、部品の洗浄です。
まずは、分解した部品を、シャーレの中のベンジンに入れ、刷毛で一つ一つ、
点検も兼ねて手洗いしていきます。
刷毛で落としきれない油汚れなどは、柳棒(やなぎぼう)といわれる
細い木の棒を使ってこすり落としたり、研磨剤を使ってみがきます。
その後、時計回転洗浄機のバスケットに部品をいれて、洗浄します。
回転洗浄機は3槽にわかれていて、超音波も加えながらの洗浄となります。
洗浄時間は20分くらいです。
回転洗浄機の前工程の手洗いを行うことで、本当に部品が綺麗な状態になります。
いかに部品をきれいに洗浄するか、いつも気を使っています。
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