時計修理技能士ブログ

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注油

2017.02.16

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 オーバーホールの時、洗浄した部品を、組み立てながら、注油を行います。

数種類の油を使い分けながらの作業ですが、多すぎず、少なすぎずの、

適量が大切です。写真の赤い丸い穴石(テンプの上下)、アンクルの爪の注油が

特に難しく、指先が震えないように、息をとめての作業になります。

 ほかの所に油がはみ出さないように。 1回でうまくいけば良いのですが・・・・

綿棒

2017.02.09

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修理の作業では綿棒をよく使います。

ガラスの接着の際、接着剤のはみ出した部分をふいたり、

電池の液漏れの跡の汚れをとる時など、重宝します。

最近、先端が細くなったものを見つけましが、とても使いやすいです。

容器には、COSMETICS COTTON SWAB と書いてます。

 本来の用途ではありませんね。

シースルーバック

2017.02.02

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 最近の時計には、ウラブタにガラスがはいっていて、

内部が見えるようになっているタイプ(シースルーバック)が増えてきました。

 中身が見えた方が、機械式をもつ満足度が高まるからでしょうか。

自動巻のローターや、テンプの動きが見えると楽しいものです。

 ただ、修理する側にとっては、注油の際にいつも以上に緊張します・・・・

 

 

 

 

金属バンドの仕上げ

2017.01.30

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本日の写真は、バンドの仕上げの際に使用するバフモーターです。

仕上げによって、バフ(写真では茶色の円盤状のもの)を付け替えます。

今回はヘアライン(細かな筋入り)だけでしたが、

鏡面仕上げ(ぴかぴか)とヘアラインが両方使われている時は、ちょっと大変になります。

作業工程がふえて、磨く順番もよく考えてすることになりますが、

仕上がった時に、とても立体的で奇麗に見えます。

 

 

 

 

ケースの磨き

2017.01.21

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時計のケース、ウラブタ、ベゼルです。
オーバーホールの際に、分解して磨きました。
 それぞれのパーツごとに磨くことで、

きれいな仕上げをすることができます。
傷を修正して、仕上げる場合いろいろな方向から磨くため、

ケースが組みあがった状態では、なかなか、うまくいきません。
 長く使用される事を前提につくられているものは、

メンテナンスもし易いようにできている、と感じます。

ネジ

2017.01.12

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今日の写真は時計内部のネジです。

100円硬貨と比べるとその小ささが分かるとおもいます。

内部で使われるのは、ほぼマイナスネジで、

プラスネジはあまり見かけません。

そのため、使う工具はいつもマイナスドライバーです。

メカニカルの世界では、ちょっと特殊ですね。

外装になりますが、カシオの電池交換の時に、

プラスドライバーを使うくらいです。

思い出の品

2016.12.05

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 先日、久しぶりに帰省した時、写真の時計を預かりました。

ちょっとしたバンドの修理でしたが、購入当時(約30年前)の記憶が甦りました。

 たしか、家族でカタログを見ながら、母親の時計を選んだような・・・

お客様から、お預かりする時計にも、それぞれに、思いが込められていると思います。

 修理するより買った方が安いですよ、などと安易に言えません。

掃除木

2016.11.09

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今日の紹介は、掃除木です。

オーバーホールの時に、穴石(人工ルビー、写真では小さな赤い部分)の

油汚れを落とすときによく使います。

直径3ミリ、長さ10センチくらいの木製です。

作業には必需品ですが、この前、注文すると販売中止中とのこと。

加工工場の閉鎖で、現在同じものがなかなか作れないそうです。

早く復活してほしいです。

つまようじ だとちょっと柔らかすぎるのです。

バンドの仕上げ

2016.10.31

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 本日の写真は、オーバーホール時に、磨いたバンドです。

素材はすべてステンレスですが、真ん中が鏡面仕上げ(ピカピカ)、

両端がヘアライン仕上げ(細かい筋)になっています。

 同じステンレスでも、仕上げの違いで、ずいぶん見た目が変わってきます。

2種類の仕上げが組みあわされると、より立体的に見えますね。

 

 

ステンレス

2016.10.19

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 時計のケース、ウラブタ、ベルトなどの外装の部品は、

ステンレスでできていることが多いです。

ステンレスと言うと錆びない というイメージですが、あくまで錆びにくい素材です。

 鉄の合金で、クロム、ニッケルなどが加えられてできています。

ステンレスの中でも、いろいろ種類があって、

使われる箇所やコストで使い分けられているみたいです。

普段からのお手入れ(使用後に、汗をふくなど)や定期メンテナンスで

時計を長持ちさせたいですね。

時計の研修

2016.10.14

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 普段は、時計修理に励んでいますが、たまに時計の研修をすることがあります。

新入社員の方とともに、時計の基本的な仕組みの理解や、

店頭でのバンド調整、電池交換の練習をするのです。

常日頃から、何かを人に伝えることの難しさを感じていたので、

訓練指導員の勉強をしてみました。

 これまでより、少し視野が広がったような気かします・・・・。

ヘアライン仕上げ

2016.10.06

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本日の写真は、時計バンドと、そのバンド仕上げに使う、ゴムのような材料です。

バンドの中止め部には、ヘアライン仕上げ、と言って細かいすじが縦に入っています。

 横にあるグレーの四角い板は、ホームセンターで、

自転車や台所の流しの、サビ落しで売られているものです。

これを使って、まっすぐなラインを入れるのは、ちょっと難しく、

油断すると曲がってしまいます。

 

 

ウラブタのサイン

2016.09.26

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本日の写真は、時計のウラブタの内側の様子です。

製造時の刻印以外にも、なにやらマジックなどでサインが入っています。

 これは、修理(おもにオーバーホール)がされた時に、技術者が入れたもので、

保証期間内での対応などの目印になります。

きちんと定期的にメンテナンスをされてきた時計はその歴史が刻まれています。

 修理完了時にサインを入れる時は、

その時計に対して責任をもつということでもあるので、身が引き締まる感じです。

 

ペルラージュ仕上げ

2016.09.05

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 本日の紹介は、文字盤を取り付ける前の、時計の姿です。

魚の鱗(うろこ)のような模様が施されています。(ペルラージュ仕上げ)

 時計の使用中には、わからないところですが、このようにきれいな仕上げになっています。

見えないところでも、しっかり手を抜かずに作り込まれている部分です。

 修理の作業中は、仕上げに傷をつけないように慎重になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラスの接着

2016.08.20

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本日の写真は、時計のガラスを接着している様子です。

 小型の日焼けサロンの機械にもみえますね。

紫外線で硬化する、専用の接着剤を使って

ガラスを時計のケースにくっつけます。

 通常の接着剤よりも、なかなか劣化しにくいように感じます。

ネイルサロンでも、爪に小物をつける時に、

このランプを使用しているのを見かけました。

 時計工具ブランドのものですが、

他業種でも活躍しているのかもしれません。

部品の仕上げ

2016.05.23

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今日の写真は、組立している途中の機械です。

地板(じいた)と言う真鍮製のプレートを機械台に載せた状態です。

この上に歯車をのせていきます。

組み立てていくと、見えなくなってしまう所ですが、

ペルラージュという魚の鱗のような仕上げがされています。

 仕立ての良いスーツの裏地のようなものでしようか。

見えないところに、こだわりを感じます。

 

バネ棒

2016.03.31

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本日の紹介は バネ棒(ばねぼう) です。

名前の通り、内部にバネが入っていて、両端が伸縮する棒状の部品です。

 時計にたずさわる人は、だれでも?知っているものです。

時計のバンドとケースのつなぎ目に使われています。(通常2本です。)

 修理では、バンドの交換のとき、バネ棒をはずしますが、

さびているときは、かなりの苦戦を強いられます・・・

香箱車

2016.02.17

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今日の紹介は 香箱車(こうばこぐるま)です。

ゼンマイのはいる車で、写真では、ふたの空いた状態でのっています。

素材は真鍮で、外周に細かい歯が切られています。

 横にある青いリング状のなかに入っているのが、新品のゼンマイです。

ゼンマイ切れの時は、そのままの状態で移し替えることになります。

 この仕事をはじめた頃、知らなくて、

リングからほぐして、入れ直していました・・・・・

 

 

プライヤー

2016.01.27

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今日の紹介は、プライヤーです。

このプライヤーは、ちょっと特殊で、先端が樹脂でできています。

時計修理では、バンドの中止め(なかどめ)の変形直しなど、

傷をつけないで曲げたい時に使っています。

 そういえば、メガネのフレームの歪み直しでも、

使われているのを見たことがあります。

いろいろな分野で活躍している工具なのかもしれません。

ゼンマイ

2016.01.20

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本日の紹介は、ゼンマイ(機械式時計の動力源)です。

前回、紹介した工具を使って

香箱車(こうばこぐるま)というものに、縮めて入れています。

 注油する時、ほぐすのですが、意外と広がるものです。

 写真のようにS字型をしているのは、

ゼンマイがほどけてきた時も、

安定したトルクを供給するためです。

機械式時計の人気が高まっていますが、

ゼンマイを見たことのある方は少ないのかもしれません。